【北野天満宮の梅:今が見ごろと、写真を頂きました!】
家族の話(その3) 創業者父の認知症の話
外は春めいた日差しの中、うす暗い室内での会話。満開の梅の話をしても、社長は乗って来ない。
【若社長】四六時中見張っているわけにもいかず、ほとほと疲れた!最近は、『干渉するな』と義父と妻、私たち夫婦でも喧嘩が絶えない。
【私】どういうことですか?
【若社長】義父から経営をなかなか承継してもらえなかった方が、今から思えば楽だった。仕事の話のと思えば割り切れた。今や、妻も疲れ切り、家族の問題に向かい合うことに疲れた。従業員もいて、取引先もいる。頑張らないとな・・・
サラリーマンの介護問題も大変ですが、経営者の介護問題は、関係者が多く影響力も強いため、より深刻です。孤独な経営者は、相談相手すらいません。私は、お話を聞くだけです。